沖縄移住8年目の私が考えるメリット&デメリット

2011年に家族5人で沖縄へ移住して早9年目を迎えようとしています。最近でも同時期に移住して来た友人や、10年以上沖縄に定住していた先輩移住の方も県外へ転出していきます。そんな流れとは裏腹に移住したいという相談も絶えません。移住は一人一人の人生のターニングポイント。それぞれに物語があって、どれが正解や失敗という結論づけはあまり意味をなさないように感じます。9年目に突入した我が家も移住が正解だったかなんて答えを持ち合わせいません。沖縄の知人からは「10年経ったら『ウチナンチュ』だね」とよく言われますが、きっと10年経ったら「15年経ったらウチナンチュだね」って言われるんだろうなと思いながら日々暮らしています。

沖縄移住のメリット

沖縄移住のメリット
・気候が穏やか
・大自然がいっぱい
・海が綺麗
・ガソリンが安い!
・オルタナティブな子育て環境が出来る
・花粉症が存在しない
・10月も余裕で海で泳げる
・香港や台湾が国内旅行より安く行ける
・英語を学びやすい環境
・いつでもどこでもリゾート感

気候が穏やか

年間を通じて気候が穏やかなのが特徴。冬場は「10度切ったら死人が出る」という都市伝説があるほど、沖縄の冬は温暖。ただ、移住2年目からは、寒いと感じる移住者も増えて来て、ヒートテックの世話になる人も多いです。春から秋にかけてだいたい25〜30度の気温。日本の都市部のようなヒートアイランンドの灼熱感は皆無です。但し、紫外線は強いので紫外線対策は必要。

大自然がいっぱい

沖縄、移住というキーワードで検索をかけている皆さんは沖縄の海に魅了されている人が多いはず。旅行ではごく一部の海しか体験できませんが、移住すれば住みながらディープな美しいスポットに出会えることもたくさん。海だけでなく、山や川、森など大自然にあふれたこの島でいつでも気分をリフレッシュできるのも魅力。

海が綺麗!

沖縄の魅力のNo.1といっても過言ではないのが海の透明度。エリアごとに海のみせる表情が違って、あちらこちらの海を探検できるのも沖縄移住の魅力。でも沖縄の人にとっては生まれた時からそこにあるものなので、沖縄の海にあまり感動しない・・・なんてことも聞きますが、ここは移住者の特権、毎日青く澄んだ海に癒されましょう。

ガソリンが安い!

沖縄がアメリカ領から日本本土へ返還された時に定められた沖縄振興開発特別処置法によって、ガソリン税の軽減がなされたことが背景にあります。ですから全国的にみて沖縄のガソリン代は安いという定評があります。沖縄は車がないと不便なので、ガソリンが安いのは大いに助かります。

オルタナティブな子育てができる

沖縄にはユニークなフリースクールやインターナショナルスクールが点在しています。沖縄に移住しようと考えているくらいエッジな家庭は、子育てもメジャーなお受験ルートとは違うこれからを生き抜く力を養うための教育を求めている方も多いはず。そういった観点から沖縄はなかなか面白い教育ができるのではと筆者は考えます。気になる方は下記の子育てにオススメなエリアに書かれている記事をご覧ください。

花粉症が存在しない

毎年この季節、頑丈なマスクとゴーグルで乗り越えている皆さんに朗報です。沖縄にはスギ花粉が存在しません!花粉症で悩んでいる皆さん、ぜひ今からの季節、転地療法的に沖縄にプチ移住なんていかがでしょうか?

10月でも余裕で泳げる

沖縄はエンドレスサマーと言いたいくらい暖かい日は10月だって海や川で泳げます。子供が小さい頃なんかはこう入った環境はありがたいです。大自然の中でたくましく遊べるすべを親子共々学べます。

香港や台湾が国内旅行より安く行ける

LCCの路線も増え、往復10000円以下で台湾や香港、バンコクへ行ける機会が生まれた沖縄は、今やアジアへのゲートウェイといっても過言ではありません。飛行時間も東京へ行くのより身近く台湾や香港へ行けるのがポイント。気軽に海外旅行も夢じゃありません。

英語を学びやすい環境

沖縄は戦後アメリカの支配下にあり、今でも国内の70%以上の割合で米軍基地が占拠しています。基地があることによる功罪はあるにせよ、英語を学びやすい環境であることは間違いありません。基地に属している有志による無償の英会話レッスンや交流イベントも数多くあります。沖縄だからこその環境を生かすのもアリ。

いつでもどこでもリゾート感

沖縄はリゾート地です。住んでしまうとリゾート感覚が薄れてしまうのは確かではありますが、日々の暮らしで気持ちをリセットしたいなという時に気軽にリゾート地に行けるので、お気に入りのリフレッシュリゾートポイント(しかも穴場)を探して気分転換しています。

沖縄移住のデメリット

沖縄移住のデメリット
・車が必要
・車社会が故の渋滞がひどい
・騒音問題
・低賃金・低所得
・学力レベルの低さ
・政治的分断が激しい
・所得の割に物価が高い
・県外に行くには基本的に飛行機
・ネット通販の送料が別枠で高い
・湿度が高い

車が必要

沖縄には那覇市、浦添市一部を結ぶ「ゆいレール」というモノレールがあるのみで電車が存在しません。路線バスは通っていますが、南の島によくある「ネバーパンクチュアル」。渋滞などによって時刻表通りに来ることも本数自体も少ないので、どうしても自家用車が必要になります。運転免許を持っていない方の移住は場所が限定されると考えていいでしょう。那覇はバスもゆいレールもあるので公共機関+自転車さえあればどこでも行き来可能です。

車社会ゆえの渋滞がひどい

車社会の割に車線が少ないなどインフラが整っていない部分と、なぜかウチナンチュはETCを使わない人が多く、朝夕の通勤ラッシュ時の高速出口の渋滞は半端ないです。渋滞を鑑みて待ち合わせなどの時間予測を立てましょう。

騒音問題

米軍基地の割合が多い沖縄は、日常的に飛行訓練がなされています。貨物機、戦闘機、旅客機など空にはいつも何かが飛んでいるイメージです。音に敏感な人にはちょっと厳しいかなという環境です。朝も早い時間から夜10時過ぎまで飛行機の音がします。私は東京のど真ん中で育ってきたので、毎日の救急車のサイレンやこだまするサラリーマンの酔っ払いの歌や叫び声が日常だったので、質が変わった程度と捉えています。ただ、学校の授業など飛行機が原因で中断されることがあります。

低賃金・低所得

沖縄は低賃金、低所得として知られています。しかし10年前に比べると年々経済成長に伴って改善傾向にあります。確かに私たちが移住した頃は失業率が高すぎて、海外では暴動レベルという話もされていました。一概にこの情報だけを鵜呑みにするより、自分のスキルを見つめ直して自分がどこでどんな風に自分の価値を高められるかを考えて転職活動をすれば、それに伴った賃金になって行くはずです。仕事の選び方はとても重要となってきます。

学力レベルの低さ

沖縄の学力の低さは新聞などでよく見受けられます。確かにある一定の測定基準では低いのは事実といえます。教員の質、教育の質、家庭教育の質全てに要因があるので、「沖縄」だからと一括りにして論ずるには無理があると考えます。沖縄にも質の良い教育を受けれるところはたくさんあります。子どもの学力も親の環境づくりが肝となります。地域のせいにせず、自分たちの描く子育てをするのであれば、気にする必要はありません。

政治的分断が激しい

沖縄の政治は基地反対で常に揺れています。声高に叫ぶ人も多いですし、座り込みをしている風景も普天間基地や東村高江といった北部訓練場近くの基地で見受けられます。政治的な案件は、安易に首を突っ込んだり、一部の声に傾倒するのはリスクが高いです。基地がある上で生活が成り立っている人もいるし恩恵も受けている人もいます。反対に基地があることによって傷ついている沖縄の人もいる。これから住む島はそういった土壌であることを認識するのは移住に役立ちますが、自分の生活が安定しないうちから基地問題などむやみに偏った情報だけ入れて発言したりするのは避けたほうが無難です。自分の暮らしを豊かにするのは国でも行政でもなく自分次第。この心持ちはどこに住むとしても必要なマインドかもしれません。

所得の割に物価が高い

スーパーに行って驚いたのが食材の高さ。沖縄は自給率が低いのと海に囲まれた島ということ、台風の影響で農産物が安定しないことから食材が高いのが特徴です。ここは盲点でした。夏場は手に入る野菜も限られてしまいます。沖縄の厳しい気候で生き抜いた滋養たっぷりの県産野菜で賢く乗り切るすべが必要です。

県外に行くには基本的に飛行機

当たり前のことを書きますが、県外に出るときは基本飛行機です。LCCができたとはいえ家族全員の移動となると帰省コストもままなりません。我が家も帰省するよりも両親を呼んだほうがコストカットが測れるので、移住当初は両親を南国リゾートに呼んでいました。

ネット通販の物流コストが高い

上記にも関連しますが立地が原因で物流コストが高いです。楽天やアマゾンなどで「離島をのぞく」は本島も含まれることがあるので要注意。ヨドバシは送料無料です!

湿度が高い

湿度が高いので、除湿機はマストアイテムです。スコールも多く中なk洗濯物を外に干したままでかけるのも得策ではありません。なので、物件探しのポイントとしては「エアコン」「ガス乾燥機」がついている物件がおすすめ。

結論
・移住は場所問わずメリットデメリットがある。
・移住にもPDCAサイクルを取り入れて常にアップデートして行く気持ちが必要
・移住して再移住する選択肢は失敗ではないということを理解しておく。
備えておくといいもの
「鈍感力」と「幸せになる決意」

移住にしても転職にしても人生の悩みのほとんどが人間関係。知らない世界に踏み込もうと思うのなら、多少のことでは動じない「鈍感力」と確固たる自分が「幸せになる決意」を持つことです。「沖縄」だからうまく行くこと、行かないことというマインドにとらわれず、人生は常に自分の「選択」によって決まって行くことを理解しておくといいでしょう。ということで、移住前に呼んでおいたほうがいい本2冊をご紹介。