沖縄の子育て習い事事情

沖縄の子育て習い事事情

家族移住で仕事と家が決まったなら、続いて出てくる問題が習い事。沖縄でどんな習い事が盛んなのか、また、どんな塾に通っているのか?など、沖縄移住先輩ママが、移住ママ・パパに役立つ情報をお伝えします。

沖縄ならではの習い事

空手

沖縄は空手の発祥の地として知られています。空手を習うメリットとして、流派にかかわらず、礼節・忍耐力・協調性・思いやりを培うことができるとして人気です。沖縄本島南部から北部までさまざまな空手道場が点在しています。習う前に流派を調べて、自分の子供にあった道場に見学に行ってみるのもオススメ。3歳頃から習うことが可能ですが、5歳ごろから習い始めるのが一般的のようです。また県内の学校では、授業で空手が必須になっている学校もあり、卒業と当時に黒帯が取得できるレベルまでもっていくことで沖縄商学中学校・高校は有名です。月謝はだいたい3000円〜5000円程度。

琉舞

沖縄の伝統的な紅型で染められた艶やかな着物を羽織って演舞する「琉舞」。沖縄の結婚式や祝い事で踊るシーンが多いため、幼い頃から習っているウチナンチュも多く存在します。3歳ごろから習い始めることが可能です。琉舞をやっていた子供が大人になると姿勢も良く、所作が美しいです。三線と歌に合わせて沖縄のカルチャーに浸りたいなんて方は親子で習う人もいます。また中部から北部、離島に移住すれば集落の旧暦行事で踊ることも多く、行事前に公民館で自主練習などで身につける場合もあります。月謝は5000円〜。

三線

BEGINやTHE BOOMのおかげで大ブームとなりその楽器を知らない人はいないくらいまでメジャーな楽器になった「三線」。3つの弦を利用して、指を抑えるポイントにシールを貼れば簡単に弾けるようになるので小さな子供から参加しやすい習い事です。学校のイベントでも弾ける子はイベントで活躍する場もあります。流派や団体も多く、一番古くから始まっている「野村流」「安冨祖流」などがあります。まずは近くの三線教室から見学に行くのをオススメ。
月謝4000円〜7000円程度。

陶芸

やちむん」の記事でも紹介しましたが、沖縄は陶芸が盛ん。体験教室はたくさんありますが、やちむんを定期的に習える場所は実はそんなにたくさんありません。那覇界隈ですと育陶園・眞正陶房などが定期的な教室をしています。ただ、子供の受け入れの可否は不明です。ただ、色々な陶房で体験教室がありますので、まずは体験教室で陶房へ行ってみて、情報を収集するのがいいでしょう。陶芸は長い過程を経て一つのものを作って行くのである程度創作意欲のある物作りが好きな子供向けの作業なので、体験で向き・不向きをチェックしましょう。また那覇の壺屋やちむん通り界隈や、各陶房で夏休みに子ども向けの体験教室を行うことが多いようです。

体験1回は1500円程度。

沖縄で人気の習い事

プログラミング教室

沖縄でも最近ブームになっているプログラミング教室。サイバーエージェント主催のTechKidsや個人で教えてくれる教室が点在しています。授業に組み込まれる前に早めに取り掛かりたい子どもたいにオススメです。

沖縄で体を動かす習い事

スイミング

沖縄に限らず子どもに人気のスイミング。0歳児から対応しているところもあり、全身運動として子どもの体力作りに人気です。県内各地にあり、無料送迎バスもあるところもあります。
月謝は3000〜6000円。コースやレベルよって異なります。

ヒップホップダンス

安室奈美恵、SPEED、DA PUMPなどHIPHOPを取り入れた有名なアーティストを輩出する実績のある沖縄ならではなのか、子供の頃からHIPHOPダンスを取り入れる家庭も多いです。最近では体育の授業にヒップホップの専任講師を呼んで授業を開催する学校もあります。12月に開催されたダンスの全国大会では沖縄からアミークスインターナショナルスクールの中学2年性が沖縄県代表として参加していました。
月謝4000円程度

フラダンス

沖縄に来て驚いたのがフラダンススクールの多いこと。小さな島なのにいったいいくつハラウ(教室)があるのかと不思議に思うくらいイベントで色々なスクールのフラをみる機会が多いです。宜野湾、北谷など中部エリアが盛んなイメージ。サンセットにホテルのプールサイドで披露したり、年に一度のムーンビーチホテル開催のLUAUは出場にかけて多くのハラウが日々練習を重ねています。日本のフラの伝道師として知られる歌姫Sandiiが主催するサンディーズフラスタジオの那覇ブランチがあることでも知られている。
月謝4000円〜。

クラシックバレエ

沖縄に限らず子どもに習わせたいお稽古事として高い人気を誇るクラシックバレエ。沖縄でも名だたるバレエスクールが存在します。スクールによって厳しさは違いますが、ストイックな習い事として知られています。週1回のお稽古事から週5日のハードなタイプまで色々。
月謝8,000〜12,000円程度

バスケットボール

バスケットリーグがようやく日本に定着しつつある昨今。沖縄がホームの「琉球ゴールデンキングス」はウチナンチュ(県内在住移住者も含む)の誇り。今ではファンクラブに入っていてもチケットが取れないほどの人気ゲームとなっています。琉球ゴールデンキングスの選手が主体となって教える「キングスアカデミー」やキングスの選手だった澤岻兄弟が運営するバスケットボールクラブなどがある。
月謝6000円〜

サッカー

かつて私が移住した頃の沖縄の子どもといえば野球が中心でしたが、最近では、野球をやっている少年よりサッカー、バスケットをやる少年が多い印象を受けます。FC琉球をはじめ元日本代表の高原選手が率いる沖縄SCなど沖縄のサッカー界の飛躍はこれから期待できます。そんな選手を夢見たウチナンチュの子どもたちにとってやっぱりサッカーは憧れのスポーツ。サッカースクールは中南部に集中しているので、那覇〜宜野湾あたりが通いやすいかもしれません。

月謝3000円〜

沖縄の学習塾事情

基本的な学校の授業内容の補習から記憶力を高める速読などユニークな学習ができる環境は沖縄でもあります。低学年は、そろばん・公文式・学研が一般的です。通える環境がない場合は通信教育やアプリで対応してもいいかもしれません。

沖縄進学塾事情

教育に熱心な沖縄の家庭は、早くから進学塾へ通わすこともしています。子どものクラスメイトは既に小学校1年から県内有数の進学塾へ通わせ、中学も大学も親が決めているということをよく耳にします。ご家庭の方針は様々なので、なんとも言い難いですが、私立、国立の中学校受験をする家庭は小学校低学年から入るのが基本のようです。もちろん家庭のサポートがしっかりしていれば、小学校高学年からの対応でも問題ないと思います。県内の有名な沖縄商学・琉球大学付属、昭和薬科大学付属中学校を狙う家庭はガゼットと呼ばれる進学塾に行く方が多い印象。

月謝小学校低学年18000円〜、中学年20000円〜、高学年25000円〜

習い事に関する注意点

必要なのは好奇心

3人の子育てをしてきたベテランママとして、習い事や進学塾に関する注意点を少しお話ししたいと思います。始めるときに何より大切なのが「子どもの好奇心」です。子どもの好奇心が「学ぶ意欲」のベースとなります。早くから始めれば芽が出るかもしれないという親の安易な考え方はとてもリスクがあります。バイオリンのような弦楽器は脳科学的に3歳ごろからスタートを推奨していますがピアノに関しては基礎技術以外の曲は小学校中学年以降を推奨しています。それまではたくさんの曲を聴いてイメージできることなどに時間をかけた人ほどのちに大成しやすいという結果も出ているという文献を見たことがあります。これから生きて行く子どもたちの未来に必要なのは「思考力」です。考える力を身につけるのに必要なのは過度な幼少期からの習い事ではありません。親や他の人とのコミュニケーションや、美術や芸術、本などに親しんで「問い」のたて方を日常的に出来る仕組みを家庭や学校で作れるといいでしょう。

習い事は2つくらいがちょうどいい

我が家は3人それぞれ習い事をしています。がスタートは決して早くありません。本人がやりたいと感じたときにスタートしています。なので、「自分が選択した」という自覚があるため、嫌になってサボったりということはまずありません。むしろもっと通いたいと願う子どもに育っています。子どもの習い事はせめて2つくらいがベターと感じます。多くの子供たちは週5日サラリーマンより忙しいタイムスケジュールをこなしていますが、果たしてその先に「問う力」「自分で考え選択する力」が身についているでしょうか。子育ては親から18年かけて手放しして行く作業です。過度な関わりは自立を遅らせますので、ゆとりを持った習い事をオススメします。

塾に行かなくても大丈夫

成績が悪くて(親がそう思うだけ)、塾に入れるという親も多いですが、その悪いの基準はどこでしょうか?塾に入る目的が成績を上げるだけでは子どものモチベーションは保てません。我が家は塾に行かせない方針を取っています。かつて子どもから塾に行きたいと言われたことがありましたが、理由に納得しなかったため認めませんでした。その後子どもが取った行動はYouTubeを駆使して苦手な科目を克服していました。本人のやる気が生まれた時が「やる時」なんだと感心したのを覚えています。塾なくしてオール5を取った娘は、自分でやった自覚もあり結果に対して次にやるべきことなどを常に考えるように育っています。塾や学校に依存するのではなく、必要なのは「子どものやる気が生まれる時」を待つ親の勇気なんだなと実感しています。