沖縄移住9年目の私が考える成功する人と失敗する人の違いとは

はじめに

このブログを運営して早7ヶ月が経とうとしています。当初、沖縄移住を計画している人向けに具体的に役立つ情報をと思い日々記事を書いています。先日、アクセス解析をして驚いたのが一番読まれている記事が「沖縄移住8年目の私が考える移住に向いている人、いない人」ということでした。具体的な引越しの記事や生活コストの記事などたくさんある中で、この結果は大変興味深いものでした。

沖縄移住の成功とはなにか?

今回の記事は少し哲学的要素が多くなりますが、お付き合いいただけると幸いです。沖縄移住を夢見ている人で「沖縄移住の成功」の定義はどんなイメージでしょうか?

移住の成功とは何か
・移住を完了させること?・定住すること?・移住して事業を成功させること?・移住して転職して好きなことをしている状態のこと?etc….

いかがでしたか?読まれる方によってもたれるイメージはさまざまでしょう。そこで沖縄移住9年目を迎えた私が考える「沖縄移住の成功」とは。

私が考える沖縄移住の成功とは
そんなものはない。

に尽きます。これは、どちらかというと「幸福論」を考える時に近い考えですが、人間は進化する生き物であって、現状から常に向上したいという意識が働くため、「満足」という状態を定着するのは脳科学的にも生物学的にも難しいと言われています。人間の「幸福」を数値化する上で参考になるのがドーパミンやセロトニン、オキシトシンの数値。それが異常に分泌した時にある種の「幸福感」を味わうことになります。これは、逆のベクトルでも同じ作用があり「怒り」の感情が出た時にも、脳からは「幸福感」を味わう時と同じ物質が大量に発生します。その持続時間は恐ろしく短くほんの一瞬にすぎません。だから人は「快楽」と「怒り」の感情に依存しやすい種族ということをまずは説明しておきます。

この辺りの内容を深めたいという方にオススメの本はこちら。

成功は過程に過ぎない

成功は一時的な通過点
・自分が描いたイメージの場に到着しても成功を感じられない・その長い過程に次の課題がどんどん出てきてしまう

上記で説明した人間の感情の「快楽」と「怒り」は、脳科学的・生物学的に脳内では同じ作用の物質が分泌されます。この事象を「成功」という定義に置き換えて考えてみるとわかりやすいのですが、自分が先ほど移住の成功とはという定義を思い浮かべたものは、一時的に起こる状態であるということを認識することが大切です。イメージしたところに実際に身を置くとその時に気がつくことですが、人生常に新しい課題が次から次へとやってきます。10年前に描いていた成功の場所にいるのに「成功」したという満足感を得られないのが人間のサガ。ならば、成功という定義づけはあまり意味を持たないのではと個人的には考えます。

成功する人は移住前に失敗談など読まない

仮にここで成功する人の定義づけを移住10年継続している人としてお話ししましょう。今まで編集者として多くの沖縄移住歴10年以上の移住者からお話を伺ってきました。その中で共通点がいくつかあったのでご紹介します。

移住10年の先輩に聞く定住のコツ
・気がついていたら10年経っていた。・自分のやるべきことを毎日やっていたらここまできた。・ライフスタイルが変わるたびに立ち止まって方向転換をしてきた。・自分が移住の成功者という認識を持っていない。・移住したいと思った時から物件や職探しをしていた。

というようなことを話す人が多かったです。そして、私自身もうすぐ10年を前にしていますが、移住者として「成功」したかという点に意識を置いていません。

移住をやめることは失敗ではない

沖縄に移住を夢見て、実際に引っ越してくる人は毎年一定数存在します。そして一定数転出するのも事実です。もちろん全てが移住に失敗して転居するわけではありません。実際この9年間の中で移住者の多くの友人・知人が沖縄を離れています。離れていった友人たちを見て「この人たちは移住に失敗した」という感覚を持ったことは一度もありません。彼らは、沖縄で暮らし、様々な課題が浮上し、次のステップへ行くために新たな土地に再移住をする人もいれば、移住前の場所へ戻る人もいます。

移住をやめることは失敗じゃない
・沖縄に移住してみて相性が合わなくて転出するのも経験・沖縄の経験は必ず生かせる時が来る。・うまくいかないのは沖縄や沖縄の人のせいじゃない。
移住したいならやるべきことは明確です
沖縄に本当に移住したい気持ちがあるなら、失敗談を調べるより、物件と職探しなど次のステップへ進める情報を得ましょう。

唯一、沖縄移住を失敗する人をあげるなら

沖縄移住を失敗する人
それは、「こんなはずじゃなかった」という思考を持っている人

「こんなはずじゃなかった」という思考の持ち主は、うまくいかなかったことを他人や他のことに責任を転嫁しがち。こういうマインドの人は沖縄に限らずどこへ移住してもうまくいきません。沖縄を選んでいるのは自分自身ですから。成功を他者に委ねている人はいつまでたっても思い描くところに立てません。思っていたところと違ったと認識して、自分の行動を見直して方向転換するのは失敗とは異なります。そこから立ち止まって、沖縄ではないところへ移動することは失敗者ではありません。でも、「こんなはずじゃなかった」という発想は自分の行動については見直さなかった人の思考です。逆に、この見直しが出来る人でいれば、場所を問わずどこでも生きて行く力があるといっても過言ではありません。

移住に成功・失敗はありません。全てはあなた次第。自分が沖縄(あるいはどこか別の場所でも)に移住して何をしたいのか、どんな人生を送りたいのかという大枠を考えてみることをオススメします。大義名分な内容でなくても、実現可能な一つのビジョンから始めていくのも有効的です。ありもしない「成功」を夢見るのではなく、小さなヴィジョン(タスク)をクリアする小さな成功体験を積み重ねることが定住の秘訣なのではと考えます。

これから移住をしようと考えている方へ

移住は引っ越しをしてからがスタートです。スタートを切る前から失敗談を探すのはナンセンス。その時間を実現に向けて動くのか、人生のビジョンを描く時間に費やすのかはあなた次第。とりあえず移住してみよう、うまくいかなくてもその先に繋がることがあるはずという思考の持ち主であればどこでも大丈夫。人生どこで暮らしても(沖縄でも)、悩みも課題もつきません。ならばどういう人生を送りたいかを自分自身と向き合って、あるいはパートナーや家族ととことん話し合って、これからの人生のビジョンを描いて行くことをオススメします。

沖縄引越しに役立つ情報