沖縄へ移住する前に心得ておくべき点

パラダイムシフト

インターネットが一般的に普及してそろそろ20年という年月がたち、働き方、ライフスタイル、旅行など様々な分野でパラダイムシフトが起きています。年功序列、終身雇用という言葉が過去の産物になってしまったことを実感している人は多いはず。かつては、早い時点から受験勉強をして、難関の国立、私立有名大学へ入学し無事卒業さえすればどこかしら優良企業へ就職できて一生そこで出世の個人差はあれど快適な人生を描けていました。でも実感としてどうでしょう。充実した人生を送れている人はそう信じて走ってきた人の中でどれほどいるのか甚だ疑問です。統計も操作されてしまう景気、雇用情報も何を信じていいのかわからない現代社会でそのまま暮らしを続けていていいのだろうかと漠然と不安に感じている人も少なくありません。このパラダイムシフトに早く気がついた人ほど、地方移住を真剣に考えていくのではないでしょうか?

パラダイムシフトに気がついたら

このままの人生に不安があったり、ストレスを感じている人は自ずと今より精神状態が健全な場所や自由な暮らしを求めて移動する傾向にあります。距離的な障害も、言葉の障害も、今はインターネット一つで解決できる時代です。どこでどう生きていくかを簡単に決めることができる新しい時代に突入しています。稼ぎ方も「就職」「起業」だけでない形がどんどん生まれています。時代の変化に気がついたら、今の暮らしを見直すチャンスです。この記事を読まれている方は少なくとも漠然と地方移住について考えられている方だと思いますが、マネタイズの多様性も視野に入れている方であれば、地方移住はそれほど苦にならない選択肢ではないかと思います。

収入激減

まず、移住を考えている人で一番最初に抑えて欲しいポイントは、よほどのことがない限り内地で得ていた給料と同額、それ以上は見込めません。その状況を把握しつつ、当座の間、固定収入を得るといった感じで仕事を探すことも可能ですし、仕事の探し方次第では高給の仕事をゲットすることも可能です。また、収入が減るわりにランニングコストは離島という立地なため、想像以上にかかることも事前に把握して起きましょう。

移住の目的は何か

移住に失敗する人の共通点

沖縄へ移住したはいいものの、移住に失敗して(あるいは失敗したと思い込んで)早々に引き上げ人のタイプには一つの共通点があります。それはズバリ「移住することが目的」になってしまっている人です。たくさんの移住相談会にも足繁く通い、移住した先輩の事例もリサーチし尽くし、理想的な環境と職場もゲットして安心して移住してきた人こそ陥りやすい罠です。しばらく生活していくと、だんだんと日常的なストレスは溜まっていきます。アドラー心理学でいうところの「全ての悩みは人間関係にある」でしょうか。新しい環境で、職場、家族移住であれば学校や保育園のママ友との関係性に疲れが出てくることもありましょう。でもそのストレスは「沖縄(移住先)」が原因ではなく移住先で生活に慣れてきた後に見えてくる自分の人生のビジョンがみえてないという焦りからくるものです。その思考が一旦芽生えてしまうと定住が難しくなります。人間の脳は楽をしたがります。余計な思考はしたくなくなるので、一つうまくいなくなると「沖縄へ移住したこと」を原因にした方が自分の溜飲が下がるという歪んだ思考の構図が立ち上がってきます。はっきりといいますが、この思考の持ち主はどこに移住してもうまくいきません。

移住の目的の定め方

移住の目的はさまざまです。我が家の場合は、「子供の健康」が第一の目的でした。小児喘息がひどかった娘の体調を改善させることが目的で、そのための手段が「移住」でした。我が家も9年も沖縄で生活していると様々な人間関係を本当に経験してきました。その中で2年目あたりでは沖縄を出たいという気持ちが生まれた時期もありました。そんな時に、家族で話し合い「子供の健康」が改善されている今ここを離れるべきかという視点で話ができます。ここで経済的余裕があってさらに空気のいいところへ移住するということも視野に入れることができますが、「人間関係でつらい」といった状況で別の場所を探すということはしませんでした。人間関係の対処の仕方は独自で解決できましたが、そのしんどい時期も救ってくれたのは沖縄の人の言葉でしたし、今はここに定住していて良かったと思っています。例えばダイビングのインストラクターになる手段として沖縄へ移住した場合、インストラクターになったら、次の目標を決めるというこまめな目標設定は定住を持続させるために必要な行為だと感じます。

沖縄へ移住することで描く自分がありたい姿とは?

これは、目的と似ていますが、沖縄へ移住してそこで生活する自分の姿はどんな姿でしょう。バリバリと働いている姿?それとも畑を耕してのんびりと余生を過ごしている姿?仕事もそこそこ、遊びもそこそこと今を楽しむ姿?それぞれ描く姿があっていいと思います。まずは描いて定期的にその描いた自分でいられているかというチェックが必要です。ありたい姿でいられない場合は、その理由とありたい姿の描き方があっているかの軌道修正が必要になります。

資金の把握は出来ている?

地方移住は引越しとはちょっとニュアンスが違います。特に沖縄は海に囲まれた島です。ちょっとした海外的なポジションとして捉えても過言ではありません。引越し資金がいくらで、生活費がいくらなのか、そして年間のコストがいくらでこの貯蓄でどのくらいの期間が移住が見込めるのかを見当をつけて起きましょう。家族移住の方はそれに加えて学費や進学(沖縄の進学は数が限られています)についての見当もつけておく必要があります。